一日があっという間に過ぎてしまう。
読書もせず、映画を見ることも、音楽を聴くこともなく、ただひたすら仕事だ。
来年4月号から再来年の3月号まで、メイト社の月刊絵本の絵を描くことになった。1年間続けて描けるのはその中で色々としかけを考えることが出来るから楽しい。しかけとは私の場合は『いたずら』のこと。子供達の観察力に挑戦というわけ。ウキウキしながらラフスケッチを描いた。魔女のルルが主役。
絵って便利〜!だって想像でいろんなことができるもの。えへへ。

一方で童画展が近づいているから、楽天家の私の心がさすがにざわざわ。
どうなるかなあ?人が来てくれるかなあ?と心配でたまらない。
でも、きっとまた出会いがあったり、学ぶことがあったり、色んな展開が待ち受けていると思うし、心配よりも楽しみという気持ちに切り替えることにした。

出会いと言えば最近、素敵な方々と出会うことが出来た。
たぶん、これから一緒に絵本作りをしていくことになると思う。

出会いの発端は、父が入院していた時に隣室に入院していた方を母が知っていて、時々母がその人を見舞っていたことから始まった。鎌倉に住んでおられる息子さんが時々お見舞いに帰られ、そのうちに私の絵本を見て下さったことから縁が生まれたのだ。

今までのどの出会いにも何か偶然とはいえない、それこそ魔女のルルちゃんみたいな存在があって、ちちんぷいぷいと魔法をかけられてきた気がする。

せっかくかけてもらった魔法、大切にして生きていかなくちゃと心から思う。

さて、今日も母は忙しそうだった。
草刈りをお願いしているシルバーセンターの人と何やら楽しそうに話していた。
草を刈ったあとの始末についてらしい。

母の理論。刈った草を一所に集めておくと、その下にミミズが湧いてくる。ミミズは土を耕すから悪いものではないのだけど、ミミズを食べにモグラがやってきてそこに穴をあけてしまう。モグラが開けた穴に、雨が降ったら水がたまり、土砂崩れを起こすから、刈った草はかならず広げて干しておかなければならないということだ。それ本当なの?と笑いながら母に問うと、本当だと言う。

あれこれ段取りを伝えている母の後ろ姿。
在りし日のうちの婆っちゃまにうりふたつだった。
私もいつか似るのだろうか?おー、やだよぉ〜。

(写真はまだ元気に咲いている睡蓮。ちらほらのコスモス。シュンメイギク。真夏のような暑さの中、わずかに秋の気配)