今年もあと2日となった。
祖母が生きていた頃は年中行事をきっちりとしていたので、何かと気ぜわしく子供心にあぁ、めんどくさいなどと思っていた。
大晦日にお風呂に入っては、ぬれ年?で良くないと祖母が言うので、うちは必ずお正月早々朝風呂に入り、それから身支度を整えておせちを食べた。父が神棚のお酒を降ろして、それを金杯に注ぐ。
まず、父が『おめでとう』と言う。祖母と母と私が『おめでとうございます。今年もよろしくお願いします』とあいさつ。

家族で回しのみをする。父が酔っぱらわないうちに、私は父と近くの神社にお参りをした。これが我が家で長く続いた1月1日の行事だ。2日3日4日と、とにかくお客さんが多くて大変疲れるお正月だった。

祖母が亡くなり、今は父も入院している。母はとりあえずは、おせちを作る準備をしているけれど、父が留守だから気合いが入るはずもない。が、母は得意の黒豆や煮しめをまずは作った。
やっぱり、思いきりお目出たそうにしようか?と突然私が言って、お花や飾り物をいっぱい買って母と一緒に母屋とアトリエをお正月らしく飾り付けた。
『めぐみに一杯仕事が来ますように』と母。娘が何歳になろうが、普通なら『めぐみにいい人ができますように』と願わないかなぁ?母親って。
失礼しちゃうわ!

あの頃の忙しいお正月と違ってやはり淋しさはあるけれど、父、母、私、犬のテッちゃん、みんな、いる。みんな揃ってお正月を迎える。
これはほんとに幸せなことだ。
その幸せをかみしめながら、久々にピカピカになったアトリエを眺めている。
アトリエにも、ありがとう。そして来年もよろしくね。