絵の仕上がり予定が一日早く終わる。久々に気分がいいな〜。
今日は千田の浄光寺祭りに母を伴って行ってきた。昨日から二日続きの浄光寺参りだ。昨日は父の新盆のお経に合いに母と出かけた。早いな…父の新盆だなんて。うちのお墓はすぐ裏の山にあるのでいつでも行けるけれど、私は未だにお墓へは行きたくない。仏壇の前はいわば想像の世界。すぐそばに父がいる気がするけれど、お墓は現実なので。でもお説教でお墓には骨があるだけで魂はお浄土にあるから、むしろ仏壇で拝む方がいいと聞いた。何だか救われた気がした。父の死を受け入れていないわけではない。むしろちゃんと受け入れている。でもまだ想像の世界にいる方がいいのだ。

空にお月さんが出てきた頃に盆踊りが始まる。いよいよ嘉久志の盆踊りの番がきた。私も学生の頃は友達と足のまめがつぶれるほど踊ったものだけどと思っているうちに突如思い出した。祖母が嘉久志の盆踊りのくどきを上手く歌っていたことを。いい声だった。うちの縁側に座った祖母が夜空に突き抜けるようないい声でくどきを歌い、近所の人たちがそれにあわせて庭で輪になって踊っていた光景を。縁側には祖母たちが作ったごちそうが大皿に並んでいた。楽しかったなぁ〜。

『お母さん、うちのおばあちゃんは歌が上手だったよね』と言うと『うん、いい声だった』と母が感慨深げに言った。
『お母さんね、90まで生きて、メグの世話をしてやりたいんよ』『ウン。いいサプリメントを飲めばそれくらいは生きられるんじゃない?』と盆踊りとは全く関係ない話をしながら帰ったのだけれど、それは二人ぼっちを妙に実感したからだと思う。ビリーバンバンの白いブランコという曲が大好きだった父。私とデュエットしたこともあったなぁ。車中、隣の母もいっぱいいろんなことを思い出していたに違いない。

悲しくてもいい一日、とってもいい一日だった。