先週の日曜日は、笑福亭仁鶴さんの落語を聞きに行った。母が行きたいと言うので。母と落語を聞くのはこれで二回目だけれど、やはり「芸」は凄いなと毎回思う。考えてみると扇子と日本手ぬぐいだけを小道具として使い、話芸で演劇を見せる…ということだもの。お弟子さんたちもすごく楽しくて、母が「こんなにお腹を抱えて笑ったのは久しぶりだわ」と喜んだ。

それから母が、白寿の詩人、柴田トヨさんの詩集「くじけないで」を買ってほしいというので、取り寄せた。「私の宝物になった」と母。私のために1日でも長く生きなければと思っている母にとっては、白寿でもこうして「しっかり生きてます」というトヨさんの言葉に励まされるみたいだ。毎日毎日、「柴田トヨさんの詩集にねえ〜」と私に話すので、少々、閉口気味だったけれど、今夜、そこまで母が感激した詩集を読んでみようと思って手に取った。

確かに、いいな〜、柴田トヨさんの言葉。

(トヨさんと母と私の共通点を見つけた!
刑事ドラマ「相棒」と「刑事コロンボ」と市原悦子が好き、というところ。)

「くじけないで」の詩集の中で、うふふ、と笑った詩がある。

先生に

私を
おばあちゃん と
呼ばないで
「今日は何曜日?」
「9+9=幾つ?」
そんな バカな質問はしないでほしい

「柴田さん
西条八十の詩は
好きですか?」
小泉内閣を
どうおもいますか?」
こんな質問なら
うれしいわ

いいぞ!柴田トヨさん!と思った。

他にも色々と心に迫る詩があって、母が感激したわけが分かったけれど、
私の方はこの一週間で「親孝行しました」と、誰も言ってくれないから一人で言っているのだけれど、ま、母の笑顔が見られれば、私も幸せなわけで。

仕事の方はタブロー30号と、ことのは大賞の今年の入選作のイラストを仕上げたところ。もうすぐ、ホームページにもアップ致します。

外は雪。一度暖かくなってからの寒波は身にしみて。