先日、ハワイの童話集が仕上がったとブログに記したら、早速、詩吟の名手、
濱村先生のお弟子さんである三浦さんから連絡をいただいた。童話集を購入したいとのこと。まだご覧になっていないのに、いいのかな?と戸惑いながら、童話集を持参するので、13日に濱村先生、三浦さん、そしてお仲間の方々と食事しましょうということになった。行き先は三隅町の「マリーンホテルはりも」のレストラン。濱村先生のファンであるうちの母も同行した。

「はりも」は波の音が聞こえるくらいに海のそば。
貝がふんだんに入った釜飯が、いかにも海の味、塩気が調度良くて絶品だった。

食後に童話集のお披露目となる。私、行商してきました〜!!
本を囲みながら、話が止まらなかったけれど、濱村先生は童話集のお礼にと「いろは歌」を作ってきてくださった。いろは歌というのは、いろはにほへと〜の仮名47文字を、ひとつも重ねずに詠む歌だとのこと。いにしえの人々はこういう風流な言葉遊びをして自然を楽しんだのだろう。先生の故郷を詠んだ「いろは歌」はとても素敵だった。

ひとしきり、おしゃべりした後で、石正美術館へ移動した。なんでも、市民で、美術館の天井に壁画を描くという試みがあるということで。全国から参加申し込み者がひしめく中で、濱村先生や三浦さんのお陰で幸運にも描かせてもらえたのだった。頭にタオルをかぶり、レインコートを来て完全武装?でラセン階段を登る。その間、母は喫茶店で待機。
描いたのは「藤の葉っぱ」だけれど、「トンボを描いていいですか?」と聞いてみた。いいですよということなので、遠慮なくトンボを描いた。あと300人くらいの人が描くそうだ。果たして、私のトンボは最後まで消されずにあるかな?濱村先生は「カエル」を描かれた。カエルは生き残れましょうか?

すごく楽しかった。こんなに素敵な企画を考えてくださった三浦さん、ありがとうございました。母は、例によってしゃべり疲れて、帰りの車中ではウトウトしていた。「楽しかったねえ〜」と余韻を楽しんだ。

ちょうど13日は、中央新報に連載していた「あったか家族」(少子化対策ことのは大賞作品)が終了した日だった。担当の水野さんが言ってくださったように、また2年後には第二弾で始まるといいなと思う。見れば、濱村先生は「あったか家族」の最初から最後の私の挨拶文まで全部切り取ってストックしてくださっている。胸が熱くなった。一方、発売されるとすぐに童話集を買ってくださったある女性が、「佐々木さんの絵を見ていると心が落ち着くのよ」と言って、ほろりと泣いておられたという話も聞いて、最後には私のほうが泣きそうになった。母も涙ぐんでいた。

いろんな話を聞いた一日。今日は仕事はやめようと、アトリエで静かに時間を過ごしている。

写真、濱村先生のそばで母が写っているけれど、いくらファンだと言っても、
母上、先生にくっつき過ぎじゃありませんか?