童画展が始まって三週間が過ぎた。

本当は毎日でも行きたいけれど、仕事があるのでそうもいかず、土日に今井美術館に行っている。何しろ楽しいのは会場でお客さんとああだこうだとお話出来ること。本人に向かって絵の悪口を言う人はいないのは分かっているけど、あの絵が好きとか、この絵はどんな物語を思い浮かべて描いたのかとか質問が飛び交い、時に紅茶でのどを潤しながらの長話になる。

普段、夜中にひとりぼっちで描いていて余り人と会わない私だからひょっこりと地上に出たモグラのようなものだ。じっくりと時間をかけてみて下さる方が多いことが何よりも嬉しい。

『佐々木さんのカレンダーを買ったんだが、孫からそれちょうだいとせがまれて、
でもこれはじいちゃんの宝物だから、欲しかったら自分で買えと孫に言うたんよ』といたずらっぽい笑顔で話してくれたおじいちゃんもいた。

高校生が取材に来てくれたり、中学生の男子が一人旅の途中で寄ってくれたり、友達がにぎわせてくれたり、ファンだと言って下さる方がもう4回も来て下さっていたり、思わず泣いてしまいそうな毎日を過ごしている。

ありがとう、みなさん。年々感謝の気持でいっぱいになる私です。

今日はどんな人と会えるのだろうとワクワクしながら車を走らせる日、今、私は一番幸せな時を過ごしているんだなあとしみじみ…。