連休はどこにも出かけない予定だった。連休ギリギリ最後の6日に、今井館長さんから『花でも見に行かない?』とのお誘い。は〜い!お寝坊の私に合わせて下さり、午後だいぶん過ぎてから出かけた。

行き先は三隅神社のツツジ祭り。子どもの頃に一度行ったきりだ。何となく記憶がある。着いてみると、ツツジは確かに綺麗。子どものころよりもスケールは大きくなっているはずなのに、あれ?このくらいだっけ?と思った。子どもの目にはとてつもなく広いところを歩いた気がしたのだろう。

うん、見た見た。綺麗だったね。さてどこかでお茶でも飲みましょう。
これが嬉しいのだ。

何年か前、館長さんと一緒に上京した時も『ちょっと休憩しよ』が楽しかった。どこでもいいわけではなくて、何かしら参考になるところを探すのだ。ホテルのロビーなどのディスプレイも見逃さない。常に美術館のことが心にあってアンテナをしっかり立てておられると感じる。

でも決して飾り立てることはなくて、美術館は絵が主役だからと、極力ディスプレイはシンプルだ。自宅もそう。
夏だった。水を打って涼しくしてある庭を通って玄関へ。玄関を入ると、何も飾っていない壁の間を長い廊下が奥に続く。その突き当たりに金魚の柄の暖簾がひとつ。ああ、涼しげ。夏の演出。あれは見事だった。何も置かない美。だからこその金魚の柄のインパクト。

なんとか模様替えできないかなあ?と我がアトリエを眺める。う〜ん、ま、いいか、これはこれでと模様替えはやめた(笑)

三隅神社の近くでは喫茶店を見つけられなくて浜田の喫茶店に寄った。そこに私のカレンダーがかけてあった。ウレシ〜!白玉だんごがとても美味しかった。そのあと、レストランに寄った。やさしく、ゆったりとした感じのご夫婦のお店だ。(ポポットハマーズ。小さなお鍋という意味。)
そこでもカレンダーの絵を額縁に入れて飾って下さっていた。
喫茶店でもレストランでも館長さんが私より先に気がついてお礼を言って下さっていた。何十年も前から私の絵を応援して下さる館長さんに、心の中で『いつまでものんびりでごめんなさい』とあやまった。
めぐみさんはそれでいいのよ、と言って下さるので、つい甘えてしまうのかな?

母が『こんなにぼやっとして、気が利かないヘンテコな娘を本当のところどう思って下さっているんだろうか』と心配している。
本当のところ、どうなの、館長さん?