やっぱり面白いな、子供って!
クスクス笑いながら帰宅した。江津市の津宮小学校の六年生80人の前で、人麻呂とよさみ姫の絵本について、話をした。江津市に残る二人のロマン伝説を描いたその絵本は今年、第2刷が発行された。またスライドにもなって、保育園や老人ホームでも活用されるそうなので嬉しい。そういう活動に、話下手の私がたまにお招きにあずかってしまい、心臓をドックンドックンさせて話すこと過去に数回。特に子供の純粋なおめめの前での私のあがりようと言ったら話にならないのだった。今回もまた40分間のお話のはずが僅か半分で終わってしまった。

男の子が『あの、人麻呂が死んじゃった後、よさみ姫は他の誰かと結婚したんですか?それとも独身を通したのですか?』と質問をしてきた。困った!想定外。

『女性はね、愛する人との楽しかった思い出が一杯あればそれを力に生きていけるものなの。だから、独身を通したと思いたいな』と答えたら、『ボクも、よさみ姫は独身を通したと思いたい』と彼。
今度は女の子が『よさみ姫は人麻呂に一途だったけど、人麻呂の方はどうだったんですか?』と質問してきて、またも想定外。

『ウ〜ン…。当時の男性は何人も妻がいたりしたけれども、とにかくよさみ姫は人麻呂の最後の恋人だから、人麻呂はよさみ姫のことを思いながら息絶えたに違いないと思う』と答えたら、『あぁ、よかったぁ〜』と…。

フ〜ゥ。参った!
この頃の六年生、オマセだなぁと思いながら、さすがに素直な質問をするわと感心した。翌日、校長先生から感想を子どもたちに書かせたところ、人麻呂とよさみ姫のことを研究?してみたくなったと書いていた生徒が何人もいて、これはかなりの進歩だと喜んでいるとの報告があった。

絵本の話より、恋愛談義が効いたのかな?

来週は別の小学校で三年生を相手に話すことになっているけれど、どんな話が飛び出すやら。想定外はコワイコワイ!