数日前、思いがけず、同級生のふたりが(江津中学ブラスバンド部)訪ねてくれて、数時間懐かしいひとときを過ごした。
聖子ちゃんとともえさん。聖子ちゃんは仙台在住。ともえさんは近所。そう昔ではないときに、3人でしゃべったけれど、それが何年前なのか、誰ひとり思い出せず。ま〜、いいか、とにかく久し振りだよね〜で始まった。

自然、江津中学ブラスバンド部の話になるのだけれど、早朝練習、放課後は遅くまで練習。県大会でトップを、という目標だっただけに、銀賞で終わった時は、部長のロクさんが黒板を叩いて悔しがって泣いていたのだっけ。それでも今思えば、銀賞だってすごいのにね。今のように、県大会でトップ→全国大会へと言う形だったのか全然覚えていない。とにかくみんながひとつの目標に向かっていて、仲はいいし、楽しかった。音楽の方に進んだのは部員のうち、ロクさんひとりだと思うけれど、そういう思い出こそが宝物だと思う。
気が遠くなるほど長い年数がたったけれど、それぞれが、自分の人生を歩いていて、それでも変ってない、本質が(笑)。その夜は時間を忘れておしゃべりした。

今日は、所沢の智ちゃんから思いがけずバラの花束が贈られてきた。え?何故?と思ったら、今年の私の誕生日と母の誕生日をかねて、贈ってくれたそうで、ビックリした。智ちゃんは今、ご両親の介護などで、それどころじゃないのにと心がジーンとした。
夕方、ジブリ作品の音楽がテレビでずっと流れていたけれど、全く知らないジブリ作品がいっぱいあった。年代を見ると1999年から数年間を知らない。「そうか、その頃、お父さんの介護をしていたものね、音楽だとか映画だとか、それどころじゃなかったもんね」と母と話した。父の介護と言っても、父と母と3人でゆっくりと午後3時にお茶を飲み、いろんな話をして楽しかったし、辛いと思わなかった。それでも、父が立ったり座ったり、歩いたりする時の介助が必要だったし、父が転ばないように注意をしていたから、考えたら24時間体制ではあった。その頃の流行りの映画も音楽も心に残らないほど、介護には常に緊張感、不安が付きまとっていた。

智ちゃんの場合は、ご主人の理解を得て、介護をしているけれど、今、相当な体力を消耗していると思う。精神的にも辛い最中。ところが智ちゃんは
「大丈夫よ、めぐさん。栄養ドリンク飲んでいるから」
「え?智ちゃんが栄養ドリンク?一体何を飲んでいるの?」
「あのね、アスパラドリンク!すごく効くのよ、あれ。買ってみて、今度」

智ちゃんはいつでもそうなのだ。逆境に強い。あのきゃしゃな体のどこに、
そんな精神力が備わっているのだろうと、不思議だ。
あの、何とかなる、じゃなくて、何とかする精神を見ていてどれだけ勇気づけられてきたことか。今日もまた、智ちゃんから「心」を教わった。
私も少しは智ちゃんの栄養剤になれればいいけれど。