あれ?右肩まで痛い!
以前から左肩が悪く一ヶ月に一度整体に通い、良くなっていたというのに
ここにきて急に両肩が痛くなる。何をしたかな、何が悪かったかな、と思うけれど思い当たらない。そうか、この寒さのせいだ。

アトリエに入るとまずふたつのストーブを点火する。そのひとつはお気に入りのランプ型石油ストーブで、少し年季が入ったそれにマッチで火をつける時、ちょっぴりウキウキする。おぉ、何て綺麗なラインであろうか、なんて!
それから、キャンドルポットにロウソクを灯し、気が向けばバラの香りのお香もつける。さぁて、描きますよ、という私のおまじないのようなもの。そこまでしても、この肩痛にかかると描く気力がなえてしまう。

これはまずい!何とかせねばと、この厳寒の中、背中を丸めながら薬局へ向かって歩いていたら、高角小学校の生徒たちが『あっ、めぐみさんだ!』と私を見つけてやって来た。マフラーをぐるぐる巻きにしてセーターを重ね着して、ダルマさんの様になった私など、可愛い生徒たちに見せたくはなかったけれど、見つかったものは仕方がない。この寒いのに、子どもたちの足を見ると、素足の子どももいる!
『この前、松平小学校に行ったんだけど、全校生徒が合わせて23人しかいなくて、でも、みんな仲が良くて元気いっぱいの子どもたちだったんよ』と話すと、『え〜?どうして松平小学校に行ったん?』と聞くので『絵本の話をしに行ったんよ』と答えると『じゃぁ、高角小にも来て話してね。図工の時間に』と。
う〜ん…そうだ、この前約束したのだった。生徒たちから直接招待を受ける絵描き、そうはいないな、と思った。すごく幸せかも。

生徒たちと別れると、隠れるように薬局に入り、湿布薬を買った。さっさと肩を治してちゃんと絵を描かなきゃ。生徒たちの前では、キラキラしていなくっちゃね。極端な冷え性はなかなか治りそうにないけれど、おかげで心はかなりぬくもったみたいだ。