久しぶりにソワソワしながらテレビを見た。

「吉田拓郎の千夜一夜」という対談形式の番組が始まった。

その第一回のゲストが沢田研二だと言うので、予約録画をしておいたうえで
リアルタイムで見て、翌日、また見た。あの時代のビッグスターが何を語るか、興味津々だった。
ちょっと面白かったのが、吉田拓郎による細川たかしの「矢切の渡し」評。
出だし、押さえて押さえて、細川たかしの歌い方はどこにも無く、
矢切の渡し〜♪あたりでやっと細川たかし全開。それで彼を見直したという話。

ジュリーからは細川さんはいい人ですよ、と言われ、
細川たかしの評価がいっぺんに上がったのではないかと思う。
ジュリーは山陰生まれだけあって?生き方がすごく真面目な人だと思った。
全て…貫いている。そういうところ、素敵だなと思った。

その番組をきっかけに、また、しばらくのマイブーム、
吉田拓郎のラジオを聞きながらの仕事が始まった。
(前にも吉田拓郎のトークや歌ばかりを聴きながら仕事をしていた時期があったから)
本当に拓郎さんのトークは面白い。面白いっていうか、年齢は7歳かそこら上だけれど、
親元を離れて独りアパート暮らしをしていた学生にとって、
ラジオ、オールナイトニッポンの吉田拓郎や谷村新司や南こうせつの楽しいトークが
それこそ元気の元になっていたし、そういう時代を過ごしてきたせいか、久々にトークを聞いても、
いちいち同感出来ることばかり。それはそれは驚くほどだから。

(余談だけど、ラジオに雑音が入って聞きづらい山陰に育ったので、上京してラジオが
雑音無くクリアに聞けること自体が驚きだった! )

例えば、フェイスブックとかツイッターとか、それを仕事に生かす形の人はいいけれど、
一般の人が、日常をお友達としゃべり合いながら繋がっていくなんて、
意味が分からないから、みたいなこと言っていたかな…。
第一、人とそんなに繋がる必要はないって。

これ、ホントにそう思う。先日、知人が始めたフェイスブックを見たいがために、
私も登録したので、やっとフェイスブックがどういうものなのかを知ることが出来た。
確かにジャーナリストだったら見聞が広められて有効だし、見ているこちらも面白いし、
ミュージシャンとか、日々、お知らせが多い職業などにはかなり有効だろうなと思った。
私の場合は、自分のホームページでたまにブログを更新しているくらいで充分だ。

そして、フェイスブックに登録したために、偶然、知人のフェイスブックが飛び込んで来た。
どうしていらっしゃるのかなと気になっていた人だ。
お陰で数年ぶりに近況を知り、お元気だとわかって安心した。
ただ、フェイスブックがいけないわけではないけれど、100万人が登録しても、
その人だけはしないだろうなという印象を持っていたのに、独りを好む人生どころか、
意外なくらいに真っ当な人生を歩んでいて、今度新築してお引っ越しで、でも忙しくて引っ越す時間が無くて、
でもテニスはしていて、みたいな話に友人たちがピーチクパーチク付きあっているのを見て愕然として。
愕然というよりも、そこまで人の生き方やイメージを勝手に勘違いしていた私自身にがっかりした。

吉田拓郎が言っていた。

インターネットの普及で、知らなくていいところまで知ってしまうつまらなさ。
相手のことを一から十まで知らなくていいんだよ。

そう思う…。

友だちだから、恋人だから、親子だから、みんな知っていなきゃ、ということはないし、
知らなくてもいい、知らない方がいいことがたくさんあるんだから。

あと、拓郎さんは「最近の歌が覚えられない。歌詞がダメ。
すぐに ボクガマモッテアゲル みたいな歌詞を書くなよ。
すぐにアイシテマス みたいな歌詞を書くなよ。歌詞だからこそ、書くなよ。」
というような話も面白かった。ラジオをユーチューブで聞きながらの仕事は当分続きそう♪

な〜んか、プロの歌手の吉田拓郎が、今の音楽を覚えられないと言っているのだから、
こちらは堂々と、わかること、興味のあることだけを語っていればいいんだと、気持ち軽くなった!(笑)
知らないことは堂々と知らないと言おう。ウン。
それにしても私は知らないことが多すぎるんだけど。まあ、いいかな、と思って。