嫁じゃないから鬼嫁じゃなくて鬼娘というのだろうか?この私。父の置き土産なのか、このところ仕事がやけに忙しい。父の笑った写真を見るとふと涙が出る毎日に、忙しいのは救いには違いないけれど、私が忙しいと母も忙しい。

『あ〜、時間がない。テッちゃん(うちの犬)のご飯お願いしま〜す』とか、まぁ、用事がたくさんある。

それで、今日は母と二人で食料を買い出しに出かけた。私は主に買い物係だけれど、私の買い物の仕方では気に入らない、ちゃんと品物を吟味しないからだという。確かにスーパーの店長さんから、『メグさんは人を寄せつけない買い物の仕方をする』と笑われている。普通はキョロキョロするものなのに、目的物にまっしぐら、猛スピードで買い物をするんだからと。
で、滅多にスーパーに行かなかった母が久しぶりに同行したのだけど、出会った友達が『うわぁ〜、メグさんのお母さん、えらいねぇ、まだ買い物されるんだね』と言うのだ。エッ?80歳で買い物するのは珍しいのかな?と私。『でも、いくらなんでも料理はメグさんがするんでしょう?』という問いに『とんでもない!母が全部作ってくれるのよ』と言うと、友達は目を白黒。
そうかぁ、80歳の母に世話になる娘はそうはいないのかぁと初めてわかった。

でも、今夜、『まぁ〜、忙しくてたまらんわね。私が少しでも元気で頑張らないと、メグミは相当にヌケとるけぇ、助けてやらんと』と電話の相手に話していて、その顔が何だか嬉しそうなのだ。

そうそう、一番のボケ防止は、頼られることである。
90歳までお米を作っていた祖母。母にはまだ働き盛りでいてもらわねば!
エヘヘ、すごい鬼娘だ。

その分、母のやることにケチを付けるのはやめようと決心。
母が手入れをする庭は、伸びやかな母らしい春先の庭になりつつある。
母発案の睡蓮池第2号は、春になったらどんな景色になるのやら。
頑張れ!母さん。                  鬼娘より。