この前、新聞社の山本さんが『めぐみさんのとこの睡蓮池にイモリがいますか?息子がイモリを探しているのですが』と連絡があった。イモリがいるかどうかは判らないけど、いつでも探しにきて下さいと返事した。小学生の男の子と一緒にみえて、さてイモリはいるかしら?と心配したけれど、ものの数分後に『獲りましたよ〜』と。見ると確かにイモリだ!よく見ると可愛い。

山本さんの息子ちゃんが虫に詳しいのなんのって。虫博士みたいだった。
その後、ヤゴと大きなオタマジャクシを捕まえた。大きなオタマジャクシは育てばウシガエルになるのでは?最近ウウォー、ウッウッとけたたましい鳴き声を聞くので大方そうだと思う。これが増えたらどうなるのやら、心配。
母が『アイスクリームがあったよ』と言って持ってきてくれた。土手に父と息子が二人並んで座り、アイスクリームを食べている姿なんて久しぶりに見た。いい光景だなと思った。
それ以降、アトリエ周辺の生き物に注目するようになったせいか、面白いものに出会い、退屈なく過ごしている。

まずはカエル。夏みかんの葉っぱに擬態して張り付いていた。葉っぱだと思ったそれがカエルだと気がついた瞬間はたまげたけれど、これまたよく見ると可愛かった。身体を葉っぱのラインに合わせて、手と足をすぼめ、ぼくは葉っぱだよとばかり演技?している。見事に動かない。呼吸もしていないように見える。そうしてそばに虫が来るのを待っているのだから、生きていくって並大抵じゃない。

 

 

 

時々現れる亀。池に大きな石が二つ沈めてあって、そこにカエルの置物2体を置いている。最初、2体のカエルは向き合っていたけど最近はお互いにそっぽを向いている。どうやら犯人は亀さんのようで、その現場を見てしまった。
カエルの置きものったって、石で作ってあり、結構大きいから相当重たいのに、よく動かすなあと思う。何で動かすのか理由は分からないけど、甲羅干しするのに邪魔なのかしら?
去年はカエルの置きものの上に亀。その背中に小亀が乗っていて、絶交のシャッターチャンスだったけれど、亀は人の気配が嫌なようで、すぐに池の中に入ってしまい、あえなく断念した。今年は仲間を見ない。一匹だけだ。淋しそうでもないけれど。

さて、今朝は庭を歩いていると前方からタヌキがまっすぐに私の方に歩いてきた。
躊躇う事無くまっすぐにこちらに向かってくると、こっちは緊張する。口に何かくわえているようだ。私の足すれすれに通り抜けた。『ちょっと通らせて下さいませ』という具合。口にくわえていたのは食パンの端っこだった。五メートルくらい離れたとたんに、全速力で裏山に走っていった。たぬきさんはいたって平静を装い、大変な勇気を振り絞って私のそばを通り抜けたのだ。
食パンはどこで調達したのかわからないけれど、それを口にくわえて運んでいるところをみると、きっと子タヌキをうちの裏山のどこかで育てているのだろう。食べ物のひとつも畑においてやりたいけれど、野良猫が獲るかもねと母と話している。
この辺の生き物の中で一番強いのが結局は鋭い爪を持つネコなのだ。カラスだってネコに負けるんだから。その、うちを縄張りにしている迫力のツラをした野良猫。この前子育てをしている姿を見てビックリ!あれ、あなたお母さんだったの?オスネコだとばっかり思っていた。どう見たってメスには見えない。子猫だってこのあたりでは鳥に襲われる。軟弱な母親ではやっていけないよね、確かに。

畑の実のなる木も半分は小鳥にあげるためにあるようなもの。
朝はうぐいすや小鳥達のさえずりをパノラマで聞き、生き物達は朝食探し。みつばちが朝、一番乗りで花の蜜を集めている。働き蜂というけれど本当によく働いている。みんなとおしゃべり出来るようになったらいいんだけどなあと本気で願ってしまう。昔から私はキツネやタヌキ、イノシシなどとよく出会う。が敵意を見せられたことがないから、訓練すれば話せるようになるかも。さて、どんな訓練を???