毎日、いろんなことが起きる。いいことも悪いことも。

少子化対策室と島根県立図書館との共同企画で
ことのは大賞展が開催されていて、21日はトークイベントで松江に行ってきた。
前のブログで紹介したけれど、図書館の建築が昭和のにおいがプンプンして好きだった。
何でも、県立美術館を設計した菊竹清訓という日本を代表する建築家が
何十年も前に設計したのがこの図書館だそうだ。
斬新だけれど暖かみがあっていいなあと思った。

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で、肝心な参加者の方々とのトークだけれど、緊張はしたけれど楽しく展開し
、参加した方々が「来て本当に良かった!」と言ってくださったのでホッとした。

母はショートステイでお泊まりなので、私は安心して他の用事も済ませた、
山陰中央新報社に行って仕事の打ち合わせなど。
ハードな時間配分ではあったけれど、久しぶりの「私らしい時間」だった。

 

ちょっと充実感を感じながら江津に帰り、母といつもの生活に戻ったと思ったら、
江津市はまた大豪雨。8月24日。夜中3時に、和恵さんからの電話で目が覚めた。
「めぐさん、この前の雨よりもっと激しいよ。大丈夫?」「え?」と思いながら懐中電灯で外を照らすと、
すぐそこまで水が来ていた。母を起こしてアトリエに避難した。2階があるからだ。
アトリエは既に床上浸水していた。そこでしばらく母と過ごし、やまない大雨の音を聞いていたら、
母が「あのね、私は母屋にいた方が安全だと思うんよ」と言いだした。
私は既に母屋も床上まで水が来ているかもしれないと思った。いちおう様子を見に行こうと母屋に戻ると、
母屋は何事も無いかのようにデンとしていた。
そうか、裏から水が入ると床下を通り抜けて表に出るから床上には浸水はしないんだと気がついた。
昔の建物は凄いな。だから、母を連れて母屋に戻った。

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朝7時頃、先日の水害で来てくださった消防団の人が心配して寄ってくださった。
「またアトリエが浸かっちゃったね。今度はあちこちと大変だからすぐには来てあげられないけど、
また泥を出してあげますからね」と言ってもらい、本当に様子を見にきていただいただけでも心強いのに、
そんな風に言ってもらえて嬉しかった。そして月曜日にはその消防団の人、女性二人含めて5人も来てくださり、
また知人が応援に来てくださったりで泣けてくる思いだった。
それにまた水道工事のやり直しに来られた原工務店の方々が土砂を全部片付けてくださって、
何だか夢を見ている気持ちだった。
そして数日後には「3度目があると立ち直れないだろうから」と土のうが全部で五カ所に並べて置いてあった。

 

久朋さんの家が今度はうちよりも被害が大きく。庭などがめちゃくちゃになった。畑も…。
お互いに普通の生活を取り戻したいね、と言っているけれど、
「普通に暮らす」それがどんなに素晴らしいことかを実感している。

笑うことが少ないと心がささくれる。
疲れきっていると、優しい気持ちがなくなる。
人の好意でどんなに助けられているかしれないのに、
自分の辛さばかり見てしまう。

下ばかり向いていちゃダメ。

浄光寺の御院家さんが、様子を見にきてくださった。
「ご院家さん、これだけ大変なことが続いたら次はきっといいことがありますよね」と言うと
「うんうん、もちろん!…で、ところで、いいことって何なん?めぐさん、充分幸せじゃない?」と
おっしゃって思わず笑ってしまった。

そう言われると、いいことって何だろう?

何が起きるかわからない今の時代。
ますます「今日を精一杯生きる」しかないのかな?
でも、なかなかそれも難しい。そこまで頑張れない。

あ、友だちとおしゃべりしたいな!!それだ!今私に必要なのは。