28日、朝からよしとさんとひうたさんが、5月5日に安来市荒島交流館で開催される「よしと と ひうた &メグさんとあそぼう!」という紙芝居ライブの稽古のためにアトリエに来てくれた。実に4時間の猛特訓!

わたしは「火たきスズメ」を紙芝居にしたのだけれど、絵を紙芝居の木枠から一枚一枚引きながら、おばあさんの台詞とスズメの王様の台詞をいい、途中で竹笛を吹き、歌まで唄う…これ、難しすぎるぅ〜!!

20歳代の頃は、メロディーは1、2度聞けば、大概覚えられた。
今は、なかなか覚えられないし、いつの間にこんなに音痴になったんだろうと思う。昔、フォークソングクラブだったんだけどなあ〜…。
でも、辛抱強く教えてくださり、なんとか練習を終えたのだけど、なんと、
当日は列車の時間の関係で、朝、会場に行ったらぶっつけ本番となる。
恐ろしいことだ。それにしても、絵本「火たきスズメ」を、よしとさんがうまくメリハリをつけて語り、ひうたさんのハーモニカとギターが入ると、なんかもう、とたんに絵の中のスズメやおじいさん、おばあさんが動き出した気がした。おかしな言い方だけど、自分の絵がいとおしくなった、というか…。

夜中に、野良猫をからかいながらひたすら絵を描いている生活。
よしとさんたちのお陰で、今までとは違う世界をのぞかせてもらえるのだから、貴重な経験には違いなく。あとは、当日まで練習あるのみで。

29日は、今井館長さんと一緒にグラントワへ。いわさきちひろ美術館コレクション展と、同じくグラントワロビーで開催されている、よしとさんとひうたさんのライブを見る目的で出かけた。

よしとさんたちのライブを生で見るのは初めてだったけれど、やはり生はいいな。子どもたちの興味の引きつけ方などはさすがにプロだと思った。子どもだけでなく、大人も十分に楽しめる。ああ…あの二人の真ん中に、来週は入っていくわけね…、ドキドキ。冗談じゃなくドキドキ。

それで、その後、世界絵本コレクション展に。世界的に有名な作家の絵ばかりだけれど、中でもチェコの作家、クヴィエタ・パツォウスカーの絵が一番楽しみで。昔、いわさきちひろ美術館で、クヴィエタ・パツォウスカーの絵本原画展を開催していたので見に行った。赤の色使いの巧みさ、ここまで精神を自由にして描けるものなのかと言う驚き。もちろん興味があったから見に行ったのだけれど、原画を見て益々ファンになり、そのときの図録を今も大切に持っている。そのクヴィエタ・パツォウスカーの原画をこの島根でまた見られるなんて、と思ってワクワクした。コレクション展だから、もしかしたら、絵本の原画ではなく(絵本作家は絵本の原画はたいてい手放さないから)、数点の抽象画かな?と言う気がしていたけれど、見たかった。予想通り、やはり3点の絵しかなかった。それでも満足だったけれど。
せめて、絵本を買いたいと思ったけれど、どこを探してもなくて。
諦めて帰ろうとしたときに、たった一冊、販売していたのを見つけた。
ああ〜、良かった。嬉しい。

アンデルセンの「マッチ売りの少女」に絵を付けたものだけれど、
どう見ても、マッチ売りの少女の絵とは全く想像できない。

またしても、あの強烈な自由感覚にやられた!
よく見れば、遊び心満載だ。

何度もクヴィエタ・パツォウスカーの絵を見ながら、楽しかった今日一日を
思い出す。館長さんも「絵を見終わった後、とてもさわやか。絵はそれでいいのよ」とおっしゃっていた。館長さんは可愛くて仕方がないお孫ちゃんに「はらぺこあおむし」を買っておられた。

益田市から江津まで、館長さんといろ〜んな話をして帰って、留守番をしてくれた母にお寿司を買って帰った…のでした。