9月4日、今井館長さんが九州国立博物館で開催されている阿修羅展に誘ってくださった。
日帰りバスツアーで!!
ハワイの童話集、よく頑張ったね、のごほうびと、どこにも出かけない私を案じて、この旅行は館長さんからのプレゼントでして。

嬉しかった〜。
でも、ナント出発は朝の6時。深夜型生活の私は、そのまま寝ないで行くことにした。バスの中は顔見知りの人ばかりなので、朝6時過ぎから、おしゃべりのテンション高し!だんだん眠くなり、これは夢なのか現実なのか、という世界を行ったり来たり。遠くで聞こえるおしゃべりに愉快なバスガイドの女性の軽快なおしゃべりが混じりあい、何とも心地よくウトウトした。

昼食がすんで午後1時頃にやっと現地に到着。
目を疑った。
外のあの凄まじい行列は何?

「え〜、会場に入るまで約2時間待ちです〜」と係員の人の声が。

平日でしょ。それでこの行列?
そんなに混んでないでしょうという予想は見通しが甘かった!大誤算だ。
ああ、江津市にこれくらいの人口があればなあ〜。
炎天下、飲まず食わずで大行列の中。倒れそう〜!
バスガイドさんが「今日は死人が出なくてよかった」と言っていたけれど、ホント、下手したら救急車を呼ぶ事態が起きてもおかしくない状況だった。

そしてやっと、会場に入る。
大パネルに「やっとアシュラに逢える」というキャッチコピーが書いてあったけれど、ホント心底「やっと逢える」と思った。

大人数の中で落ち着いては見られなかったけれど、それでも、その存在感は圧倒的だった。あの、眉間にしわを寄せた美しき青年の顔に何を感じるのかなと私自身の心に問う。左側の顔は子どもっぽくて、唇を悔しそうに噛み締めている。
右側の顔は、厳しいけれど、大人ぽく、きりりとした顔に見える。どの顔も決して楽しそうでもないし、安らかでもないし、にも関わらず、じっと見ていると、思わず「生きていきます」と返事をしたくなる。確かに強烈に心をとらえる仏像だということは間違いなくて。でもその理由を言葉にするのは難しい。アシュラと逢えてよかった、と素直にそう思った。それでいいよね。

すぐ隣が太宰府天満宮だというのに、時間切れで行けなかった。後は、帰りの車中。みんなでおやつを食べておしゃべりして、ウトウトして、また夕食を食べて、江津に着いたのが夜10時半。ハードで楽しい旅だった。館長さんと一杯話したのは言うまでもなく。それがやっぱり最後は仕事の話になるのでした。場所が変わっても同じことってこと?