仕事のスイッチがなかなか入らず、夜は疲れて夕食後はどうしてもうたた寝してしまう。
そんなおり、取材があった。「さんいんキラリ」という季刊誌。この本は今井美術館に何年も前から必ず置いてあり、
「センスがいい本よねえ、これ」と言いながらしょっちゅう見せていただいていた。
次回の秋号は「江津」の特集で、今井美術館に取材、その流れで私のところにも取材に来られた。
取材…。母の介護やら水害で「季刊誌の取材」など、もうはるかに遠いもののように感じていた。

アトリエは水害以降、まだ完全には片づいていなかったけれど、パパパと出来る範囲で片付けた。
ラッキーだったのは、その前日に『明日なら草刈りに行けますが」と電話があり、
もちろんお願いした。睡蓮池の周りが綺麗になり、カメラマンの人が睡蓮池越しに
写真を撮ってくださったので、ちょうど良かった。草ぼうぼうじゃ、困ったから。
(草とか、そういうことが気になる年頃になったということで。)

インタビュー&記事を書く女性が、「いかにもプロ」という感じの人で、
話を引き出すのが凄くうまい人だなと思った。
普段話さないようなことまで話してしまった。編集長もカメラマンの方も、話題豊富で
時折の雑談を聞いているだけでも楽しかった。

どんな記事になるのか楽しみにしている♪

久しぶりに数時間、仕事の話をしたことで、少し仕事のスイッチが入り、
数日後は、カレンダーの打ち合わせに出かけたり、今、進めている絵本の
ラフを描いたり。この仕事、嫌というほど気分に大きく左右されることを痛感する。

「気分」て何なのかな?不思議なものです。