人麻呂商品券が発行された。江津市が全国に先駆けて行った不景気対策。
1万円で1万2千円分の商品券が頂けるというもの。チケットに絵本の「人麻呂とよさみ姫」の絵が載っていることだしと思って、商工会議所に人麻呂商品券を買いに行った。 

「え?めぐさん、とっくに売り切れたよ」

聞けば、先週の発売日に朝からすごい行列になり、あっという間に売り切れたのだとか。

「いくらなんでも、のんき過ぎるよぉ〜」と笑われてしまった。
それで、せっかくめぐさんの絵が載っているんだし、記念にせめて見本だけでも持って帰って、ということに。

その日は、1年に2回だけのグリーンモール10倍ポイントの日なので、母と買い物へ。その商品券を使えばさらにポイントが増えるということで、今まで見たこともないほどの人出に目がまんまるになった。

「毎日こんなに人がいっぱいだといいですね」と店員さんに言うと、「嬉しいですけど、毎日これだと死んじゃいますよ」と、店員さんはもう、ふらふらのようだった。

ふ〜ん…、お得な商品券でこの賑わい。ということは政府の定額給付金もまんざら効果がないとも言えないのかなあ?と思った。でも、定額給付金も、手続きがけっこう大変で、お年寄りだけの世帯は難しいだろうということ。

祖母が「ピンチのときはとにかくお米さえあれば何とかなる。世の中いつどうなるかわからないものだ」と言って、90歳近くまで、お米を作り、畑仕事をして頑張っていたけれど、祖母は正しかったと思う。

自分の食べる物くらい自分で確保しないとと、吉田茂首相の側近として活躍した白洲次郎が、時代を読み、田舎に住居を移して畑仕事をしたそうだけれど、たくましさ、賢さにおいて明治生まれの人って群を抜いていたのかな、やっぱり。

それにしても白洲次郎という人。ジーンズをはいた写真が、映画「明日に向かって撃て」の時代のポールニューマンと似ている気がしたし、マッカーサーに「日本は戦争に負けたけれど、奴隷になったわけじゃない」と言い放ったということを聞いて、「そんなにカッコいい日本人がいたんだ」と感激して、何年か前に「占領を背負った男 白洲次郎」という本を買って読んだ。情けないことに内容はそんなに覚えていないけれど、先週からNHKで、白洲次郎のドラマを放送しているので夢中で見ている。母はその本をもう4、5回繰り返し読んでいるので、詳しい詳しい。ドラマを見ている最中に後ろで解説するので、うるさい…のでした(笑)。