薪ストーブ設置から2週間が経つ。だいぶんコツが飲み込めてきた。まずは、温度を上げる針葉樹から使って、温度が上がってから広葉樹へ。針葉樹を買っていなかったけれど、幸運にも以前剪定した栗の枝がそのまま置いてあって、それが面白いほど勢いよく燃える。

「メグさんのアトリエ、よほど寒いなあ〜。よその家で薪ストーブを使うと15分で温度が上がるのに、ここは、かなり時間がかかるよ」
そうなのでした!ホント〜に寒い部屋。今まで、ストーブ3つも使ってしもやけが出来た。今どきしもやけだもの。それが今は暖かい〜。でも、来客の時は火を囲んで会話が出来るし、楽しいのだけど、夜中に私一人で薪ストーブを使ってはもったいないと思い、そわそわと落ち着かなくなる。やだやだ、年をとったかな?

「おお、めぐか。薪ストーブ、どうだい?」

電話の声が懐かしいと思ったら、父の弟である尚史おじさんからだった。

「え?どうして知っとるん?」と聞くと「めぐのホームページ見とるんよ」という事だった。アメリカ、千葉、奥多摩にいる従兄弟のお兄さんお姉さんたちが時々見てくれていて、「藤屋の様子はみ〜んな知っとるよ」ということ。でも尚史おじさんも見てくれているとは知らなかった!!思いがけず、久し振りに尚史おじさん、百合子おばさんと楽しく話が出来て、嬉しかった。

あちらこちらから「おめでとう」と言ってもらって、薪ストーブを付けた事でおめでとうと言ってもらえるとは夢にも思わなかったので、何だかウキウキ。

唐突だけれど、漢字の事。漢字の持つ意味を考えるのは面白い。「忙しい」と言う字ほどよく出来た漢字は無いなと思う。「心を亡くす」。それは自分の心を失うという事以上に、人への思いやりとか、優しい気持を失うという事だといつも思う。
薪をくべながら、ふと、自分がおだやかな気持になっている事に気づく。
木が持つ温もりのせいかな?不思議な気がする。

半分野良猫のチコは本当に赤ちゃん猫のモモちゃんの面倒をよくみている。
チコは「受け入れるんだな」と思う。母親にべったりだったチコが、母親がいなくなったという事を受け入れ、今度はおばちゃん猫が赤ちゃんを連れてきても受け入れ、おばちゃん猫が赤ちゃんを置いてどこかに行ってしまったら、今度は赤ちゃんを引き受ける。ちゃんと抱っこして寝てあげているし、それはもう面倒見がいい。まんまるに太って、美しいとは言えないチコだけれど、そのおおらかさ、やさしさは素晴らしいよ、チコ。チコの心の温もりにも、ありがとう。

朝8時頃、仕事を終えて、片付けをする。その私の足音を聞いて「ごはんちょうだい」とやってくる。動物の「生きる工夫」、なかなかのもん!!