深夜はもうカーディガンを羽織るほど秋の兆し。スズムシの声が耳元で聞こえていると錯覚するほど静かな夜だ。関東を直撃した台風もやっと勢力が弱まってきたようで良かった。

所沢の智ちゃんから宅急便が届いた。
智ちゃんからの荷物は楽しい。宝物が次から次に出てくるのだから。可愛い小箱や綺麗な包装紙にくるまったものが無駄なく美しく梱包され、いつも感心しきり。
主にはうちのとなりに『蓼や』という古民具雑貨店があり、そこで販売してもらう彼女のビーズ作品や手芸品を送ってきたのだけれど、その荷物の中に私あての小箱があった。

可愛い小箱を開けると、ビーズで作ってくれた携帯ストラップが。テツをビーズで作ってくれたのだ。
ああ、テツそっくりで可愛い!あまりの器用さに笑ってしまうやら、智ちゃんの気持が嬉しくて泣けてくるやら。ぽっちゃり太って、どこから見てもミニテュアダックスフンドにみえなかったテツにうりふたつだ!しばらく泣きながら、笑いながら見ていた。

智ちゃんのお母さんも刺繍の腕が素晴らしくて智ちゃんの器用さはお母さんに似たのだろう。

 

 

さて、うちの母の場合〜。
器用ではないけれど、アイデア部門は得意…かな?
先日から『蝉の抜け殻が落ちとった』『トンボがカラカラになって壁に止まっとった』『可愛い死骸を見つけた』などと言って騒いでいた。
30年以上前に買ったスタンドの傘が母によってリニューアルされていたのは知っていた。古くなった布を取り去り、かわりにデザイン和紙を貼っていて、明かりをつけるとなかなか綺麗。
ある日、ふと見ると、和紙の傘に、蜂の巣、蝉の抜け殻、ドライ化したトンボやバッタが貼付けられているではないの。紅葉の葉っぱも。母がやりそうなことだわと思わず笑う。
これ、ちょうだいねと言ってアトリエにもらってきた。
なに〜これ、面白いねえ!と来客の話題を誘っている。

個展の準備で肝心な絵がなかなか描けない。気になることがいっぱいありすぎて頭がパンクしそう。でも、テツのストラップやスタンドを見ていると、ついニタニタしてしまう。

いい刺激になりました。
さて、二人を見習って私も創作しなくっちゃあ。

(智ちゃんの携帯ストラップはスワロフスキーのビーズを使っているので
とても綺麗です。『蓼や』でたくさん販売していますよ。『蓼や』は嘉久志町。中央公園から山側に下ったところにあります。)